医療訴訟の不安が強いなどの理由で小児救急やNICUのドクターが不足しています。最近は、何かと訴訟になるケースが多いですね。全ての患者さんを希望通りに治療するのは不可能です。医療にも限界があります。

昔と今では、出産に対する思いがかなり違っています。
昔は、1人の女性が出産する回数が多かった為、例えば死産であったとしても、
また次にという考え方をしている方がほとんどでした。
しかし、現在は、1人の女性が出産する回数がかなり減り、1回の出産で終わるケースが多くなりました。
その為、その1回の出産に失敗は許されないんです。
女性が出産する回数が減ったのは、働く女性が増えて、出産する年齢が高くなった事も関係しています。
それに、生活環境が関係しているのか、不妊症の女性が増えている事も、出産の重みを高めている原因の一つです。

 

現在は、生まれてくる赤ちゃんに何かしらの異常が考えられる場合や、リスクが伴う場合は、
設備が整った病院に搬送されます。
ですから、NICUのある病院や小児科救急のある病院の需要はとても高まっています。
ただ、そのような十分な設備が整った病院に搬送されて出産をしたとしても、赤ちゃんに障害がなく、
無事に生まれてくる事が保証されているわけではありません。
最先端の医療を駆使しても、赤ちゃんに障害が残ったり、残念な結果に終わってしまう場合もあるんです。
そうすると、医療訴訟になるケースが多く、NICUや小児科救急のドクターになる事が嫌煙されています。
ドクターが減少している為、NICUや小児科救急の人手不足は深刻な状態です。
いくら医療が高度になったと言っても、全ての患者さんを希望通り治療する事はできません。
医療というものは限界がありますから、それを分かってもらいたいと思っています。
ドクターや看護師の不足が深刻になってしまえば、助かる命も助ける事ができなくなってしまいます。
出産に対する思いが重くなってきた現在では、NICUや小児科救急のある病院をもっと増やす必要があると思います。